1 6歳未満の乳幼児に対するもの(1日分の注射量が100mL以上の場合) 98点
2 1に掲げる者以外の者に対するもの(1日分の注射量が500mL以上の場合)97点
3 その他の場合(入院中の患者以外の患者に限る。) 49点
注1 点滴に係る管理に要する費用を含む。
2 6歳未満の乳幼児に対して行った場合は、45点を加算する。
3 血 漿 成分製剤の注射を行う場合であって、1回目の注射に当たって、患者に しよう 対して注射の必要性、危険性等について文書による説明を行ったときは、当該注 射を行った日に限り、50点を加算する。
4 区分番号C101に掲げる在宅自己注射指導管理料、区分番号C104に掲げ る在宅中心静脈栄養法指導管理料、区分番号C108に掲げる在宅悪性腫瘍等患 者指導管理料又は区分番号C108-2に掲げる在宅悪性腫瘍患者共同指導管理 料を算定している患者について、区分番号C001に掲げる在宅患者訪問診療料 を算定する日に併せて行った点滴注射の費用は算定しない。
(1) 6歳未満の乳幼児に対する1日分の注射量が100mL未満の場合及び6歳以上の者に対する1日分の注射量が500mL未満の場合は、入院中の患者以外の患者に限り、3に掲げる所定点数で算定する。
(2) 「注射量」は、次のように計算する。
ア 点滴回路より薬物を注入するいわゆる「管注」を行った場合には、「管注」に用いた薬剤及び補液に用いた薬剤の総量。
イ 同一の者に対して、点滴注射を1日に2回以上行った場合には、それぞれの注射に用いた薬剤の総量。
(3) 血漿成分製剤加算
ア 「注3」に規定する「文書による説明」とは、1回目の輸注を行う際(当該患者に対して複数回の輸注を行う場合は概ね1週間毎)に、別紙様式20又はこれに準ずる様式に
より、患者(医師の説明に対して理解が困難と認められる小児又は意識障害者等にあっては、その家族等)に対して、輸注の必要性、副作用、輸注方法及びその他の留意点等について説明することをいう。
イ 説明に用いた文書については、患者(医師の説明に対して理解が困難と認められる小児又は意識障害者等にあっては、その家族等)から署名又は押印を得た上で、当該患者
に交付するとともに、その文書の写しを診療録に貼付することとする。
ウ 緊急その他やむを得ない場合は、輸注後に説明を行った場合も算定できるが、この場合輸注後速やかに行うこととする。
エ 「注3」に規定する血漿成分製剤とは、新鮮液状血漿及び新鮮凍結人血漿等をいい、血漿分画製剤(アルブミン製剤、グロブリン製剤等)は含まれないが、血漿成分製剤に
準じ、患者に対して輸注の必要性等の説明を行うよう努めること。なお、血漿成分製剤及び血漿分画製剤の輸注に当たっては、「「輸血療法の実施に関する指針」及び「血液
製剤の使用指針」の一部改正について」(平成26年11月12日薬食発1112第12号)を遵守するよう努めるものとする。
(4)
区分番号「C101」、区分番号「C104」、区分番号「C108」又は区分番号「C108-2」在宅自己注射指導管理料、在宅中心静脈栄養法指導管理料、在宅悪性腫瘍等患者指導管理料又は在宅悪性腫瘍患者共同指導管理料を算定している患者(これらに係る在宅療養指導管理材料加算又は薬剤料若しくは特定保険医療材料料のみを算定している者を含む。)に対して、区分番号「C001」に掲げる在宅患者訪問診療料を算定する日に、患家において当該訪問診療と併せて点滴注射を行った場合は、当該注射に係る費用は算定しない。